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コアウェブバイタルとSEO

2024.10.23

コアウェブバイタルとは

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)は、Googleがユーザーエクスペリエンス(UX)を評価するために導入した一連の指標です。特にウェブページのパフォーマンスとユーザビリティに関連する要素を測定し、検索エンジンのランキングに影響を与える重要な指標です。これらの指標は、ウェブサイトの読み込み速度やインタラクティブ性、視覚的な安定性を評価するものです。

コアウェブバイタルの三つの主要指標

コアウェブバイタルの指標は以下の三つです。

  • LCP(Largest Contentful Paint)
  • INP(Interaction to Next Paint)
  • CLS(Cumulative Layout Shift)

それぞれ詳しく見てみましょう。

LCP(Largest Contentful Paint)

LCPは、「ページの読み込み速度」という意味です。ページ(画像、動画、テキストブロックなど)が完全に読み込まれる時間を測定します。完全に表示されるまで2.5秒以内が理想とされています。

重要性

ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーがストレスを感じるため、LCPが短いほどユーザーに良い印象を与えることができます。

INP(Interaction to Next Paint)

INPは「インタラクションから次の描画までの時間」いう意味です。2024年3月にFIDの代わりに新たに採用された指標です。INPはページ上で発生するすべてのユーザ操作に対する対応時間(最初の操作だけでなく、複数回のクリック、タップ、スクロールなど)を測定する指標です。200ミリ秒以内が理想とされています。

*FID(First Input Delay)は2024年3月12日にコアウェブバイタルから廃止されています。

重要性

INPはページ全体での一貫した応答性を重視します。ページが読み込まれた後でも、すべての操作がスムーズに反応するかどうかを測定します。

CLS(Cumulative Layout Shift)

CLSは「ページのビジュアル安定性」という意味です。ページのレイアウトがどれだけ安定しているか、すなわちユーザーがスクロールしたり、コンテンツを読み込んだりしている際に、突然のレイアウトの変化がどれだけ発生するかを測定します。

ページ内の要素が突然移動すると、ユーザーにとって予期せぬ体験となり、ストレスを与える要因となります。理想的な目標値は0.1以下です。値が小さいほど評価が高くなります。

コアウェブバイタルの重要性

Googleはユーザにとって快適なウェブ体験を提供するサイトを評価しています。2021年5月からコアウェブバイタルのスコアは検索ランキングの要因として正式に導入されました。

これにより、以下の点が強調されています。

  • ページのパフォーマンス(特にモバイル環境での速度)はSEOの重要な要素です。
  • ウェブサイトのパフォーマンスが向上すると、直帰率が低下し、ユーザーが長くサイトに留まる傾向があります。
  • ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上が直接的に検索順位に影響を与える可能性が高まります

コアウェブバイタルの確認方法

コアウェブバイタルの確認方法はいくつかあります。

Google PageSpeed Insights

Google PageSpeed Insights(PSI)は、Googleが提供するオンラインツールで、URLを入力するだけでそのページのパフォーマンスを評価し、コアウェブバイタルのスコアを表示します。

デスクトップとモバイルの両方の結果を確認でき、LCP、FID、CLSなどのコアウェブバイタルに加えて、ページの読み込み速度や最適化の提案も提供されます。

使い方

1.Google PageSpeed Insightsにアクセスします。

2.チェックしたいURLを入力し、「分析」ボタンをクリックします。

3.結果が表示され、ページのLCP、FID、CLSなどのコアウェブバイタルのスコアが確認できます。

4.各指標に基づいた改善提案も提供されるため、それに従ってパフォーマンスを向上させることが可能です。

Google Search Console

Google Search Consoleは、ウェブサイト管理者向けの強力なツールで、コアウェブバイタルを含むパフォーマンス指標を定期的に監視し、サイト全体の健康状態を把握できます。特に、「コアウェブバイタル」レポートは、サイト内の各ページのLCP、FID、CLSのスコアを集約し、問題のあるページを特定して改善するのに役立ちます。

使い方

1.Google Search Consolにアクセスする。

2.左側のメニューから「エクスペリエンス」セクションを開き、「コアウェブバイタル」レポートをクリックします。

3.サイト内の「良好」「改善が必要」「不良」に分類されたページのリストを確認できます。

4.それぞれの問題が何か、具体的な改善が必要なポイントが表示されるため、これに基づいて最適化を進めます。

Lighthouse

Lighthouseは、Google Chromeに内蔵されている開発者向けツールで、ページのパフォーマンスやコアウェブバイタルの測定が可能です。開発者がページの改善点を迅速に確認し、具体的な技術的な修正案を得るために便利なツールです。

使い方

1.Google Chromeで検査したいページを開きます。

2.F12キー(または右クリックで「検証」)を押してChrome DevToolsを開きます。

3.「Lighthouse」タブを選択します。

4.レポートを作成したいデバイス(モバイルまたはデスクトップ)を選び、「Generate report」ボタンを押して解析を開始します。

5.完了後、コアウェブバイタルを含む詳細なパフォーマンスレポートが表示され、各指標についての改善提案も確認できます。

コアウェブバイタルの確認方法のまとめ

コアウェブバイタルの評価を確認するためには、さまざまなツールが用意されており、目的や使用シーンに応じて適切なツールを選ぶことが重要です。Google PageSpeed InsightsやSearch Consoleは、ユーザーにとって手軽で強力なツールなので積極に活用するといいですね。

SEOにあたえる具体的な影響

検索ランキングへの影響

Googleは、ユーザー体験を重視するため、コアウェブバイタルが良好なスコアを持つページを優先的に検索結果に表示する傾向があります。特に、同じトピックやキーワードで競合するページがある場合、コアウェブバイタルのパフォーマンスが優れているページが上位にランクインする可能性が高いです。

ユーザー体験の向上によるSEO効果

コアウェブバイタルが改善されたウェブサイトは、ユーザーのエンゲージメントが向上しやすくなります。具体的には、ページの読み込み速度やインタラクションの応答性が改善されることで、以下の効果が期待できます。

直帰率の低下

ユーザーの操作(ページが速く表示されたり)に素早く反応するサイトは、ユーザーがすぐにサイトを離れるリスクが減ります。

滞在時間の向上

サイト内のページが快適に利用できるため、ユーザーがより多くの時間を費やす可能性が高くなります。

コンバージョン率の改善

快適なユーザー体験は、商品の購入や問い合わせの増加など、サイトの目標達成に寄与します。

コアウェブバイタルは、間接的に検索エンジンの評価に影響し、SEOの向上に繋がります。

SEO戦略におけるコアウェブバイタルの役割

コアウェブバイタルは、SEO戦略の一環として積極的に取り組むべき要素です。

検索エンジンのアルゴリズムは年々複雑化しており、単にキーワードの最適化やバックリンクの構築だけでは、十分に上位表示を狙うことが難しくなっています。以下は、SEO戦略においてコアウェブバイタルを取り入れる際のポイントです。

テクニカルSEOの強化

コアウェブバイタルは、ウェブページのパフォーマンスや技術的な側面を測定するため、テクニカルSEOの最適化が重要です。サイトの速度や応答性、モバイル対応など、技術面の改善に取り組む必要があります。

ページエクスペリエンスの最適化

ユーザー体験が検索エンジンに評価されることから、単なるコンテンツの質だけでなく、ページのパフォーマンスがSEOにおける重要な成功要因となっています。

競合との比較

同じキーワードで競争しているページが複数ある場合、コアウェブバイタルが検索順位に与える影響がより顕著になります。そのため、自社サイトだけでなく、競合のサイトパフォーマンスもモニタリングし、常に優れたパフォーマンスを維持することが重要です。

まとめ

コアウェブバイタルは、Googleのランキングアルゴリズムに深く組み込まれた指標であり、ウェブサイトのパフォーマンスやユーザー体験を向上させることが、SEOパフォーマンス向上のカギです。

LCP、FID、CLSという3つの指標をしっかりと理解し、これらの数値を改善することで、検索ランキングで優位に立つことができます。特にモバイルファーストインデックスの進展に伴い、モバイルデバイスでのパフォーマンス最適化は、これからのSEOにおいて避けて通れない重要な要素となるでしょう。

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