SEO対策コラム
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画像でもSEO対策?alt属性の役割と設定方法をわかりやすく紹介
2025.04.7
Webサイトやブログを運営していると「SEO対策」という言葉をよく耳にしますが、実は画像にもSEOがあるのをご存じでしょうか?
その中でも特に重要なのが「alt属性(代替テキスト)」です。alt属性を正しく設定することで、検索エンジンに内容を伝えやすくなり、アクセスアップにもつながります。
この記事では、初心者の方にもわかりやすく、alt属性の役割やSEOへの影響、具体的な設定方法について丁寧に解説します。今日からできる画像SEO対策、ぜひチェックしてみてください!
この記事で分かること
目次
SEO(検索エンジン最適化)というと、文章の内容やキーワードに注目しがちですが、実は「画像」にもSEO対策が求められています。検索エンジンは画像の内容を直接理解することができないため、周囲のテキストやalt属性などの情報を手がかりに、画像の意味を判断しています。つまり、画像も“意味を伝える工夫”をしなければ、SEOの観点では評価されづらいのです。
画像SEOの中心的な要素が「alt属性(代替テキスト)」です。alt属性は、画像が表示されないときに代わりに表示されるテキストであり、検索エンジンにとっては画像の内容を伝える重要な情報となります。また、視覚障がいのある方が使うスクリーンリーダーにも読み上げられるため、アクセシビリティ向上にも貢献します。さらに、Google画像検索の対象にもなり、画像検索からのアクセス(流入)を得ることができるのです。
alt属性をしっかりと設定することで、ページ全体の品質やユーザビリティが高まり、SEOにも良い影響を与えます。検索エンジンにもユーザーにもわかりやすいサイトづくりのために、画像にも「伝える」工夫を忘れずに取り入れていきましょう。
alt属性(オルト属性)とは、HTMLで画像を表示する際に使われる**「代替テキスト」**のことです。たとえば、画像が何らかの理由で表示されなかったとき、このalt属性に記述されたテキストが代わりに表示されます。HTMLでは以下のように書かれます。
html<img src="sample.jpg" alt="サンプル画像の説明">
このalt
に記述された内容が「この画像はどんなものか」を説明する役割を果たします。
検索エンジン(Googleなど)は、画像の中身を直接“見る”ことができません。そのため、alt属性のテキストをもとに「この画像は何を表しているのか」を判断しています。これにより、画像の意味がコンテンツ全体と関連しているかどうかを評価し、検索順位にも影響する場合があります。
また、Google画像検索では、alt属性に書かれたキーワードがヒントになって、検索結果に画像が表示されることも。つまり、alt属性は画像SEOにとって非常に重要な要素なんです。
alt属性はSEOだけでなく、アクセシビリティ(誰でも使いやすいウェブサイト)にも関わってきます。たとえば、視覚障がいのある方がスクリーンリーダーを使ってサイトを閲覧する際、画像のaltテキストが読み上げられることで、画像の内容を理解できます。
そのため、alt属性を適切に設定することは、検索エンジンだけでなく、すべてのユーザーにとってやさしいサイトづくりにもつながります。
alt属性を適切に設定することで、検索エンジンに画像の内容をしっかり伝えることができます。検索エンジンは画像を“見て”判断することができないため、テキストによる補足がないと画像の意味を理解できません。alt属性を通じて「この画像は何を表しているのか」が伝われば、その情報はコンテンツの一部として評価され、SEOの加点要素になります。
特に、画像がコンテンツの説明や補足になっている場合は、alt属性で情報を補うことが検索順位に良い影響を与えるとされています。
alt属性はGoogle画像検索にも使われます。画像に対して適切なaltテキストを設定しておくと、ユーザーが画像検索をしたときにヒットしやすくなり、そこからサイトへの流入が見込めます。特にECサイトやブログなど、画像の訴求力が高いページでは、画像検索経由の流入は大きなチャンスになります。
たとえば「赤いスニーカー」で検索されたとき、そのキーワードがalt属性に含まれていれば、検索結果にその画像が表示されやすくなります。
Googleは「ユーザーにとって使いやすいサイト」を高く評価しています。その中にはアクセシビリティ(誰でも使いやすいこと)も含まれており、alt属性の設定はその一環です。視覚障がいのあるユーザーにとって、alt属性の読み上げは情報の取得手段そのもの。
そのため、alt属性の適切な活用は、SEOだけでなく、ユーザーフレンドリーなサイト設計としてのプラス評価にもつながります。
Googleのクローラー(情報を収集するロボット)は、画像そのものを“見る”ことはできません。その代わりに、画像のファイル名、周囲のテキスト、そしてalt属性などのテキスト情報をもとに、画像が何を意味しているのかを推測しています。つまり、alt属性はGoogleが画像の内容を理解するための「ヒント」として、非常に重要な要素です。
たとえば、alt属性が空欄のままだと、「この画像が何を表しているのか」がGoogleに伝わらず、SEO的にもチャンスを逃すことになります。
Googleは公式に「alt属性が直接的なランキング要因である」とは明言していません。しかし、Googleはalt属性を通じてページ全体の文脈やユーザー体験を判断しているため、結果的に検索順位に影響するケースは十分にあります。
また、Googleの画像検索においては、alt属性がキーワードと一致していることで、検索結果に表示されやすくなる傾向があり、そこからの流入も期待できます。
最近のGoogleは、ページの品質やユーザー体験をより重視するようになってきています。その一環として、視覚障がいのあるユーザーへの配慮(アクセシビリティ)も評価の対象です。alt属性はその代表的な施策の一つであり、適切に活用することで、検索エンジンからの評価だけでなく、サイト訪問者全体への信頼感も高めることができます。
alt属性を書くときの基本は、画像に写っている内容や伝えたい情報を、簡潔かつ的確に言葉で説明することです。たとえば、赤いスニーカーの写真なら「赤いスニーカー」と書けばOKです。「画像」や「写真」などの言葉は基本的に不要で、過剰な装飾や説明も避けましょう。
✅ 良い例:赤いスニーカーを履いた女性が歩いている様子
❌ 悪い例:画像1、ファイル123.jpg、赤いスニーカーの写真画像
alt属性は、あくまで“意味を伝えるテキスト”なので、短くても伝わる言葉選びが大切です。
SEOのためにキーワードを詰め込みたくなりますが、不自然なキーワードの羅列は逆効果になる可能性があります。Googleは「ユーザーにとって読みやすく、意味のあるaltテキスト」を重視しているため、自然な文章になるよう心がけましょう。
例えば、無理に「赤いスニーカー 靴 レディース 人気 おしゃれ 通販」などと詰め込むのではなく、「赤いスニーカーを履いた女性が街を歩いている様子」など、実際にその画像を見たときに自然に伝わる表現を意識すると◎です。
デザイン上の装飾として使っている矢印や区切り線など、意味を持たない画像に対しては、あえてalt属性を空にすることが推奨されています。これは「装飾であることを検索エンジンに伝える」という意味でもあり、無駄な情報を与えない=クリーンなSEOにつながります。
html<img src="arrow.png" alt="">
このように、必要な画像には意味をしっかり、不要な装飾には空白を、という使い分けが重要です。
alt属性に「IMG_1234」や「画像1」などのファイル名・番号だけを入れているケース、意外と多いですがこれはSEOにもアクセシビリティにも意味を持ちません。こういったaltテキストでは、検索エンジンもユーザーも画像の内容を理解することができません。
❌ 悪い例:alt=”IMG_0001″
✅ 良い例:alt=”夕焼け空と海辺を歩く人のシルエット”
alt属性は画像の「説明文」であることを忘れずに、具体的でわかりやすい表現を心がけましょう。
SEOを意識しすぎるあまり、キーワードを羅列するのもNGです。たとえば、「赤い靴 おしゃれ 靴 レディース 人気 シューズ」のように、不自然なaltテキストはスパムとみなされる可能性もあります。Googleはユーザーの利便性を重視しており、自然な説明文のほうが評価されやすいです。
❌ 悪い例:alt=”おしゃれ 靴 レディース 通販 人気 赤い靴”
✅ 良い例:alt=”人気の赤いレディーススニーカーを履いた女性”
alt属性をすべて未設定のままにしてしまうと、検索エンジンにもユーザーにも画像の情報が一切伝わりません。意図的に空にする場合(装飾画像など)はOKですが、本文中で使う重要な画像には必ずalt属性を設定しましょう。
❌ 悪い例:alt=””(内容がある画像に対して)
✅ 良い例:alt=”新発売のスマートフォンを手に持つ男性”
WordPressでは、画像を投稿に追加する際にメディアライブラリからalt属性を設定できます。手順はとても簡単です。
ここに入力されたテキストが、そのままHTMLのalt
属性として出力される仕組みになっています。
すでに投稿済みの画像でも、あとからalt属性を設定・変更することが可能です。
このように、後から見直して最適化することも簡単にできるのがWordPressの便利なところです。
注意点として、使用しているテーマやプラグインによっては、alt属性が正しく出力されないケースもあります。たとえば、カスタムHTMLで画像を追加した場合や、ギャラリープラグインなどを使っている場合には、alt属性を手動で書く必要があることも。
うまく表示されているかどうかを確認するには、ブラウザ上で画像のHTMLをチェックしてみると安心です。右クリックで「検証」や「要素を表示」を選び、画像タグ内にalt="◯◯"
が含まれていればOKです。
alt属性だけでなく、画像のファイル名もSEOにとって重要な要素です。Googleは画像のファイル名も参照して、その画像がどんな内容かを判断しようとします。初期状態では「IMG_1234.jpg」など意味のない名前になっていることが多いですが、できるだけ内容が分かる名前に変更するのがベストです。
✅ 良い例:red-sneakers.jpg
❌ 悪い例:DSC00045.jpg
英語で簡潔に表現するのが理想ですが、日本語で運用している場合はローマ字やハイフン区切りのキーワードでもOKです。
画像が重すぎると、ページの表示が遅くなり、ユーザーの離脱につながるだけでなく、SEOにもマイナス評価を受ける可能性があります。Googleはページの読み込み速度も評価の対象としており、画像の最適化はとても重要です。
おすすめの対策は以下のとおり:
alt属性の設定はもちろんですが、ファイル名やサイズといった表には見えない部分の調整も、SEO対策では非常に大切です。検索エンジンはこれらの細かい情報を総合的に判断し、画像の価値を評価します。
見た目がキレイなだけでなく、検索にも強い画像作りを意識することで、サイト全体の評価アップにつながります。
画像SEOといえば「alt属性」が真っ先に思い浮かびますが、画像まわりには他にも見落としがちなSEO要素がたくさんあります。alt属性を設定して満足するのではなく、サイト全体のパフォーマンス向上のために、他のポイントもしっかりチェックしておきましょう。
以下のチェックリストを使えば、画像に関するSEOの抜け漏れを防ぐことができます。
こうした細かい部分を意識することで、ユーザーにも検索エンジンにもやさしい画像づくりができます。
画像はただのビジュアル要素ではなく、コンテンツの一部としてSEO評価に影響する重要な存在です。とくに画像が多く使われるブログやECサイトでは、1枚1枚の画像の質と最適化が、サイト全体の評価に直結します。
「見た目がきれい」で終わらせず、“検索にも強い画像”を意識することが、これからのSEO対策には欠かせません。
alt属性は、画像に言葉を与えるような存在です。見た目では伝えきれない情報を補い、検索エンジンにもユーザーにも画像の意味をしっかりと伝えることができる重要なタグです。特に、視覚的にわかりやすいサイトづくりが求められる今、alt属性は基本かつ必須のSEO対策といえるでしょう。
alt属性はSEO対策になるだけでなく、誰にでもやさしいウェブサイトをつくるためのアクセシビリティ向上にもつながります。さらに、画像検索からの流入やコンテンツの補強など、ユーザビリティを高める役割も果たします。まさに“検索にも人にもやさしい”サイトづくりに欠かせない要素です。
alt属性の設定は、特別なスキルがなくてもすぐに始められます。画像に意味を持たせること、それを言葉で正しく伝えること。これだけで、サイトの質や信頼性が一歩アップします。今日から、過去の投稿も含めてalt属性を見直し、検索にも強く、訪れる人にもやさしいサイトを目指していきましょう!
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