コアウェブバイタルとSEO対策 名古屋のSEO対策ならCatworkSEO

ページスピードインサイトで「LCP/FID/CLS」などという見慣れない表記が出てきて、なんだこれは！？と思った人も多いはず･･･(いやそんな変態なかなかいないか･･･)

このページではかなり遅参ながら「コアウェブバイタル」について、また、SEO対策への影響について書いていこうと思います。

コアウェブバイタルとは？

Googleの推進する、UX(ユーザーエクスペリエンスの略で、WEBでは、WEBサイトの使いやすさという意味で使われている気がします。UXに考慮したデザインとか。)の重要指標を指します。

具体的には、下記の3つからなります。

LCP（Largest Contentful Paint）

「最大コンテンツの描画」という意味です。テキストはもちろん、画像、動画などのサイトを構成するメインとなる要素の表示速度が速いか、遅いかという指標です。つまり、表示速度を早くしろ！ということです。これは言ったら従来のページスピードインサイトの指標を忠実に守ってきていれば問題ないですね。

FID（First Input Delay）

「初回入力遅延」の意味です。ユーザーが最初に行ったアクション(クリック、タップ、テキスト入力など)を行ったときの、ブラウザの反応速度の指標です。これに関しては正直どういうことかとても理解しずらいのですが、サイトの読み込みの裏側で、表示以外の要素の読み込みや、サーバーの反応速度が遅いと問題だよ！という理解をしています。これも、基本の速度対策が出来ていれば問題ないように思いますが、システムが絡んでいるサイトだと、意味が多そうですね。

CLS（Cumulative Layout Shift）

累積レイアウトの変更という意味です。恐らくこれが1番、今回のコアウェブバイタルの話で重要かもです。
これは、読み込み遅延によって、サイトのレイアウトが変わらない様にしましょう！ということですね。

例えば、「ボタンを押そうとしたら、押した瞬間に、読み込み遅延でレイアウトが変わり、広告のバナーを押してしまった」なんてことはありませんか？僕は記事サイトで結構あるような気がします。

具体的な回避方法としては、画像や動画が表示される場所に予めスペースを確保しておけば大丈夫です。
imgタグにwidth、heightを指定するとかね。lazy loadも作動するし、一石二鳥ですね。

コアウェブバイタルの測定方法は？

サーチコンソールでコアウェブバイタルが確認出来る！？と小耳に挟んだ私は大変絶望しました･･･

たぶん3年以上運用している我がコーポレートサイトでトラフィック無いってドナイヤネーン。
そりゃーアクセス数少ないけど流石に傷つくわ！

気を取り直してページ数、アクセス数の多いタイヤ交換.netで確認するときちんと出ておりました。
流石、弊社のサイト、当たり前に良好。

サチコに表示されてねーぞ！Googleやる気あんのか！という方は、ページスピードインサイトで対応できているかを是非確認してみてください。

コアウェブバイタルのSEOへの影響

コアウェブバイタルは、2021年6月16日に導入を開始したとのことで、検索順位の変動が気になるところ･･･
弊社では100以上の制作実績の検索順位を確認しておりますが、7月の頭に大きく印象的な順位の変動があったのは結構明確でした。ただ、弊社制作のサイトは基本的にコアウェブバイタルをクリアーしているので、あまりそれの影響は受けないはず･･･とのことで、あまり体感は無いかなーどうかなーという印象。7月の順位変動は別のファクターのような気がします。

ちなみにそのタイミング(7月2日)では、コアアルゴリズムアップデートが行われ、Googleの発表では、モバイルフレンドリー、更新の重要性、コンテンツに集中せよなど、いつも通りの内容でした。
当時は順位が下がったサイトもあり、大分焦りましたが、2022年1月現在、下がったサイトの順位も無事に戻ってきています。

今後もちろん、じわりじわりとコアウェブバイタルのSEOへの影響は出てくると思いますが、いつも通り、きちんとGoogleの思想に沿ったサイト制作を続けていれば焦る必要は無く、順位変動も最小限にとどめることが出来、多少の順位変動があったとしてもアベレージとして上位を取れる形が作れると信じ、今日も丁寧にサイト制作に励む所存でございます。